先日北海道で開催された、情報処理学会と電子情報通信学会が連携して開催する、
国内最大級の情報系学術会議「第24回情報科学技術フォーラム(FIT2025)」において2つの論文が奨励賞に採択されました!


*論文:「LLMを用いたじゃんけんにおける行動誘導発話生成の検証」

○著者:唐井 希・坂本 充生・伊原 滉也(株式会社サイバーエージェント)

本研究は、じゃんけんを題材に大規模言語モデル(LLM)が発話によって相手の行動選択に影響を与える仕組みを検証しました。
発話と行動の対応関係を収集・評価する方法を提案し、複数モデルを比較分析した結果、LLMは発話を通じて人間に近い心理的な駆け引きを再現できる可能性を示しました。


*論文:「状態価値に基づく行動選択によるボードゲームAIの難易度調整」

○著者:坂本 充生・伊原 滉也(株式会社サイバーエージェント)
本研究は、ボードゲームAIの難易度を柔軟に調整するための新しい行動選択手法を提案しました。
状態価値に基づき目標報酬を設定し、その範囲で最小の行動を選ぶことで、AIの強さを連続的かつ安定的に制御可能であることを三目並べ実験で確認しました。
従来手法と比べ、安定性や制御の一貫性に優れる可能性を示しました。

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